立山化成株式会社 採用サイト 異部門本音座談会
研究所
Mさん
埼玉県出身
東京理科大学大学院
総合化学研究科
品質管理室
Fさん
富山県出身
富山北部高校
くすり・バイオ学科
生産部
Mさん
富山県出身
静岡県立大学
国際関係学部
研究所
Nさん
神奈川県出身
東京理科大学大学院
総合化学研究科
入社後の研修について
─ 入社後の研修はどのような内容でしたか?
所属部署に必要なスキルはどのように習得しましたか?
研究所
Mさん
研究職は入社初日の新人研修の後、すぐにOJT(実務を通した職業教育)に入ったので、入社2日目から実験器具を触っていました。技術的には実験のスケール感は違うものの、大学でやっていたことの延長線上にあることが多かったのでスムーズに馴染むことができました。
研究所
Nさん
私もOJTで仕事を覚えていきました。入社して3週目には先輩方のチームに入って研究や製造に携わっていました。入社して解ったことでしたが、Mさんは同じ大学、同じ学部の1つ先輩です。学生時代に学んだことが共通しているので、何でも聞きやすかったですね。
品質管理室
Fさん
私の場合は入社してしばらくの間、先輩が一人、つきっきりで試験機器の操作法や測定法を教えてくれました。その後は、時々チェックしてもらいながら作業し、やがて一人で任せてもらうようになりました。私は転職組で、前職も品質管理職だったのでそれまでの経験を生かすことができました。だからあまり不安はなかったです。
生産部
Mさん
私も転職組です。大学卒業後、営業職をしていたのですが、やりがいを見い出すことができず…。モノを売る仕事より、モノを作る仕事に就いてみたいと思い、知人の紹介で当社に入社しました。文系だったので不安もありましたが、先輩が数か月間、マンツーマンで機械の使い方やデータの読み方を教えてくれ、一緒に手を動かしながら覚えていきました。先輩がいつもさりげなく見守ってくれ、フォローしてくれたので、何とかここまでやってくることができたという感じです。
配属後の仕事について
─ 現在の仕事内容は? 仕事の面白味も教えてください。
研究所
Nさん
新しいジェネリック医薬品を開発しています。どうしたら効率よく、品質よく、低コストで作れるかという条件を検討しています。仕事内容は大学時代と大きくは変わりませんが、目的が違います。大学の実験は論文をまとめるためのデータ収集だったので、1回でも成功すればOKでしたが、企業での実験は確実性が求められます。自分がやっても、他の人がやってもうまくいくという条件を確立しなければならない。そこが大きな違いであり、面白味でもあります。
生産部
Mさん
私は今、薬の材料となる粉状の中間体を製造しています。現場はローテーションがあるので、数カ月スパンで変わります。これまで7品目の製造現場を体験しました。ローテーションが変わると製造品目も設備も工程も変わり、その都度、新しく覚えなければならないことが出てきます。新人の頃は毎日がいっぱい、いっぱいでしたが、最近は以前に覚えた技術が流用できたり、応用できたりすることが増え、やりがいを感じるようになってきました。
品質管理室
Fさん
私は品質管理室で、原料の品質評価をしたり、成分分析をしたりしています。スタッフが12人いますがそれぞれに得意分野があり、私は液体クロマトグラフィの業務が得意です。いろんな品目、いろんな分析が経験できるので楽しい職場だと思います。
研究所
Mさん
私もNさんと同様、ジェネリック医薬品の開発をしています。今は実験の検討をしているところ。開発の仕事はうまくいかないことの連続なのですが、うまくいかない時、その原因を突き詰めて、データを残し、その中から最終的にベストなやり方を見つけることができた時は、大きなやりがいを感じます。
職場の雰囲気は?
─ 職場の雰囲気はどのような感じですか?
品質管理室
Fさん
品質管理室は男性5名、女性7名。いつも和やかでアットホームな雰囲気です。女子が多いので、盛り上がるとかなり賑やかになりますね(笑)。先輩はいつも気にかけてくれるし、経験をふまえたアドバイスもくれます。以前、何度やってもうまくいかない分析があったのですが、先輩が「じゃあこうしてみたら?」と、ちょっとしたコツを教えてくれ、うまくいったことがありました。また、誰かが忙しい時は、手の空いている人がフォローに回ることもしばしば。みんな協力的ですね。
研究所
Mさん
研究室は、組織としての上下関係はありますが、とってもフレンドリーだと思います。言いたいことはちゃんと言えるし、提案したことは何でもやらせてもらえます。研究室の業務は基本的に単独行動で、自分で計画して自分で実験を進めます。リーダーはそんなメンバー一人ひとりの動きを見守ってくれ、時々チェックしてくれます。面倒見がよく、頼りがいのあるリーダーなので、安心して仕事に向き合えます。
研究所
Nさん
1年目は教わる立場だったので若干緊張していましたが、2年目になった今は先輩とも冗談を言い合えるようになり、毎日が楽しいです。研究室にありがちなピリピリした空気は全然ないですね。私が心掛けているのは、何かミスがあった時はすぐリーダーに報告すること。報告すればすぐに的確はアドバイスがもらえ、方向性を示してもらえます。だから「解らないことやミスをそのままにしておくのは絶対にダメ」。そう自分に言い聞かせながら仕事をするようにしています。
生産部
Mさん
生産部も先輩方はみんな温かいですね。入社した頃、よく言われたのは「始めからできる人なんていないし、誰もそんな風に期待していないから全然焦る必要はないよ」と…。そんな励ましの言葉をかけてもらって心強かったし、嬉しかったですね。今、ここにいられるのは先輩たちのおかげです。
ワークライフバランスは?
─ ワークライフバランスはいかがですか?
研究所
Mさん
研究室は一人で調整できる仕事が多いので、計画的に有休をとって休むことができます。原則当社は祝日が休みでないので3連休はほとんどないのですが、遠出の旅行をする人には、有休をくっつけて3連休にしている人もいますね。
品質管理室
Fさん
確かに有休はとりやすいです。前職ではそれ相応の理由がないと有休がとれませんでしたが、ここは普通に取れます。また、私の仕事はスケジュール調整できる仕事なので、効率よくこなせば早く帰社できます。だから平日の夜、友達と待ち合わせができます。オンとオフのメリハリがしっかりしているので、気持ちの切り替えもしやすいです。
生産部
Mさん
前職は土日が出勤でしたし、休日でも仕事の電話が携帯にかかってきていたので、「休んだ感」がありませんでした。今は基本的に土日休みなので、友達と一緒に飲みに行ったり、旅行に行ったりしてリフレッシュしています。先週は名古屋に行ってきました。
研究所
Mさん
私は富山に来て3年目になります。富山は自然が豊かで食べ物が美味しいですね。私は「海なし」の埼玉県出身なので、海が近くにある環境が心地いいです。休日にクルマで海のそばに出かけたり、そこから足を延ばしてアウトレットに出かけたり…。また、趣味が映画なので平日、会社帰りにレイトショーに行っています。仕事とプライベートのバランスはとてもいいと思います。
研究所
Nさん
私も県外出身なので、入社後、新たな趣味として釣りを始めました。先輩に教わりながら道具を購入し、休日、連れていってもらっています。天気が良い日は仕事終わりにそのまま夜釣りに行くこともありますよ。こうやってオフの時間が楽しく、充実しているから、多少のストレスはリセットできるし、体も動かしてリフレッシュできる。だから「よし、また明日しっかり働こう」という気持ちになれるのだと思います。
今後の仕事について
─ 今後、どういった仕事をしていきたいですか? 目標は?
研究所
Mさん
様々なテーマの研究に携わっていろんな経験を積み、探求心を磨いてスキルアップしていきたいですね。
品質管理室
Fさん
私は一つひとつの仕事を丁寧にこなしつつ、効率を上げていきたいと思っています。今の課題としては機器のメンテナンスの知識を深めたいと思っています。また一人でできないこともあるので、全部こなせるようになりたいです。
研究所
Nさん
自分が携わった研究品目を実際、製造現場で造ってみたいです。現場ではいろいろ失敗もあると思いますが、経験したことはすべて自分の財産として次に生かしていきたいと思っています。
生産部
Mさん
まだ担当していない品目があるので、品目に応じた多種多様な機械操作を習得していきたいです。もっとたくさんの経験を積んで、安心して仕事を任せてもらえる存在になりたいですね。
どんな人が向いている?
─ この会社にはどんな人が向いていますか?
後輩を迎えるならどんな人?
研究所
Mさん
有機合成が好きな人、実験が好きな人なら絶対に楽しいと思いますよ。好きな仕事なら、ちょっとぐらい失敗があっても、うまくいかない日があってもやり続けられると思うから。
品質管理室
Fさん
同感です。実験が好きな人はもちろん、コミュニケーションがとれる人なら仕事がしやすいと思います。品質管理室では、試験や分析をしながら仕事の話もしますし、仕事以外の話もします。お互いを知り、信頼関係ができているから仕事がしやすいのだと思います。仕事って、仕事内容だけでなく、一緒に働く人も重要ですから…。
生産部
Mさん
やる気があれば文系出身でもできる仕事だと思います。私もそうですが、生産部には飲食出身、運輸出身、金属出身などいろんな異業種から来た人がいます。専門知識はあるに越したことはないですが、なくても教えてもらえるので大丈夫です。大事なのは入ってからどう成長できるか。まっすぐで素直な人が来てくれるといいですね。
研究所
Nさん
前向きな人がいいのかな。研究って結構、うまくいかないことが多くて、いちいち凹んでいると間に合わなくなってしまいます。それよりパッと切り替えて別の方法を試してみるとか、どんどん前に進んでいこうとする人と一緒に働きたいですね。