医療分野での主な用途
〔 立山化成では研究開発から携われる「やりがい」を感じることができます! 〕
立山化成では、主にジェネリック医薬品の原薬などを製造しています。
原薬とはおくすりの中に含まれる有効成分のことです。例えば痛み止めの中には、痛みを止めるための有効成分が入っています。これを原薬と呼んでいます。
通常、原薬は出発物質から数工程の化学反応を経て製造します。製造の際には化学反応に応じて数十Lから10,000Lの反応釜を使用し、工程毎に目的とする品質が得られている事を確認しています。このように化学反応を数工程経た後に、最終的に精製や粉砕等を行い、高品質で製剤の使用用途に適した原薬を作っています。
大スケールでの商業生産を始める前にまず、実験室で原薬となる化合物をどうやって作るのかを考えます。どんな濃度で、どんな温度で、どんな条件で作ったら効率よく、高品質の原薬が出来るかなど、研究室の社員が何度も実験を行います。作り方が決まったら、生産部の社員が工場の大きな反応釜でたくさんの原薬を作ります。出来上がった原薬は、品質管理室の社員が試験室でいくつかの分析を行います。試験が終わると、原薬の製造から品質試験まできちんと行われたことを品質保証室の社員が証査します。その他機器、施設を維持管理する社員等を含め、たくさんの社員が携わり、高品質の原薬ができあがります。